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履き心地がよく愛用している婦人靴のオールソール交換修理

婦人靴のオールソール交換修理

西野です。

本日はレディース靴のオールソール交換についてのお話。

婦人靴は季節もの中心に、シーズン シーズンで、
あまり何年にもわたって履き続けるものではない(?)
という印象がありますが、定番物は、実は流行を超え
て長く履いていきたいものも多くあります。

本日はこの長く履いていきたい靴たちのお修理をご紹介。

婦人靴のオールソール交換修理

メフィストですね。

フランス製コンフォートシューズの代表格。
これはソールの内面が加水分解してしまっています。
すごく履き心地の良い靴ですから、
このままにしておくのはもったいないですね。

婦人靴のオールソール交換修理

まずミッドソール(革の中底)を靴に縫いつけます。
その際ソールまわりに360°ゴムのイミテーション・ウェルトを使います。
ソールの上の黒い部分がそれです。

こうすることでソールの「フチ」を形作るわけです。
このウェルトは水の浸入を防ぐ意味もあります。

婦人靴のオールソール交換修理

その後、ミッドヒールを付けます。
ヒールの高さがこれで設定できました。

婦人靴のオールソール交換修理 婦人靴のオールソール交換修理

なるべく軽いソールを・・・というご注文でした。
アウトソールにビルケンシュトックの10mmソールを使って仕上がり。

婦人靴のオールソール交換修理
フェラガモのパンプス。

イタリア製のパンプスで最も定番色の強いもの。
足元のオシャレフェラガモから・・・という方は多いのではないでしょうか?

加水分解でソール劣化してますので、思い切ってオールソールです。
ただし3mm程度しか厚みのない革ソールでは心もとないので、
1mm厚のハーフソールを追加する形で強さと実用性をキープします。

婦人靴のオールソール交換修理
右上レザーソール・左上ハーフソール

これらを組み合わせて底を作ります。
圧着前の画像です。

婦人靴のオールソール交換修理

レザーソールを靴本体に取り付け、ヒールも元に戻します。
このあとハーフソールとヒールリフトを取り付けます。

婦人靴のオールソール交換修理

仕上がりこんな感じ。
ソールの返りが悪化しないよう、極薄のハーフソールを使います。

婦人靴のオールソール交換修理

なんだかわかりにくい画像になりましたが、
銀座kanematu のゴールドパンプス。
なんにでも合いそうな重宝するタイプの靴ですね。

左側に見える穴の開いたソールが靴本体に元々ついていたもので、
加水分解したことで、取替えになりました。

新しくソールを縫い上げてヒールの土台がついているのが右側です。
これにハーフソールとヒールリフトをつけていきます。

婦人靴のオールソール交換修理

仕上がりヒールのウェーブカットに合わせてハーフソールも曲線を描くよう、
違和感なく仕上げてあります。

元々はウレタンとレザーを組み合わせたソールですが、
こういうソールは加水分解に弱いので、レザーを縫って、
その上にハーフソールをつけることで強度を上げてあります。
これで滑りにくく使いやすいソールになったと思います。

 

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