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ヤンコのダイナイトオールソール+キズ直し

ヤンコソール交換

こんにちは!
西野です。

いよいよ梅雨に入ってきましたね。
昨日は前線が北上してきたのか、雨と風がきつかったです。

さて、本日は僕の大好きなマヨルカ島の紳士靴、
『ヤンコ』のオールソール交換についてご紹介します。

ヤンコソール交換 ヤンコソール交換

ヤンコのダブル・モンクストラップ
なんといっても『黒』の革質が素晴らしいですね。
アルバラデホ家の生産靴の中でも個人的には最も好きなものです。

今回はこちらをお直ししていきます。

ヤンコソール交換

本体のカウンター部分の外側に沢山キズがありまして、
なぜこんなキズが出来てしまったのか?
オーナーさん自身よくわからないうちに付いてしまったとの事でした。

ということで、キズをパテ埋めする形での修理を当初考えていたのですが、
ギン面が浮いてくるほどのキズ部分がありましたので、
多少デザインを変化させても、革あてで修理する形となりました。

ヤンコソール交換

まずは型紙を起こしてあてがう革を切り出します。

このおわん型の革パーツをさらに切り込みを入れたり、
端を漉いたりしながら形を靴に合わせて張り込みます。

ヤンコソール交換

市革(バックシームを覆っている革)を拡大する形で
大きいキズを覆って縫製しました。
ヤンコの良い革質に合うように、国産ですが
こちらも上質なものを使用しました。

覆いきれないキズはパテ埋めで対応しています。

ヤンコソール交換

腰裏のスベリ革も新調してあります。

さて、オールソール交換ですが、こちらは元の
ダイナイトソールを取り外して、緩衝材のコルクも詰め替えます。

ヤンコソール交換

ソールを縫い上げてヒール装着をして完成。

ヤンコソール交換 ヤンコソール交換

アッパーのキズもポリッシュしてこれで目立たなくなりましたね。

ダイナイト・ソールの長所は、レザーソールと比較して

1)耐久性がある
2)雨に強い
3)滑らない(路面把握性に優れる)

の3点です。

一方、短所

1)若干屈曲性に欠ける
2)通気性がない
3)磨耗が進んでも部分的な修理が利かない

ですね。

前にも書いたことがあるのですが、1)はダイナイトソールは薄く作ってあるぶん、
他のラバーソールに比べるとかなりましです。が、しかし逆を言えば長所の
耐久性が中途半端になっています。
強さだけで言うとビブラム社のイートン・ソールの方が強いですね。

ですがドレス、カジュアルどちらにも適応する便利なソールという意味でも、
なぜか唯一無二の存在感がありますね。

これからの梅雨の季節にも良いソールです。

グッドイヤーのレザーソールをこのダイナイトソールに交換する
ことも可能ですので、是非店頭にてご相談ください。

では本日は以上です!
『ヤンコ』のダイナイト・オールソール交換でした!

 

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