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ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取り付け(ブーツのミシンワークその2)

ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付

ブーツにミシンを使用した修理、カスタムなどをお伝えするシリーズの第二回目

今回はお問い合わせの多いブーツへのファスナー取りつけです。

ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付
これは緋色舘オープン当時の頃の画像なんですが、真ん中で見えているのが作業用ミシンの「クラエス八方ミシン」です。ミシン作業をしていると外から丸見えなので(笑)お客様には「そういう仕事をしているお店」のイメージが強いのかもしれません。

スモークジャンパーへのファスナー取付

ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付
質実剛健のホワイツブーツです。創業100年あまりですからその信頼度は絶大なものがありますね。
ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付
レッドウィングなどと違ってファスナーを装着するときはバックサイドからトップラインにかけてまずは全て縫製を解いて行きます。「スモークジャンパーはファスナー取付が出来ません」とお断りされたというお客様から幾度かお電話を頂いたことがあります。まあ手間といえば手間が掛かりますが、クラエスミシンの信頼性が私には味方していますので、あからさまに無理な付け方でないかぎりお受けいたします。
ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付
アッパーとインナーを革包丁で同時に切り込んで、ファスナーの通り道を作ります。

ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付
出来上がりはこちらのような感じ。緋色舘オリジナル仕様の比翼仕立てにしています。使ったファスナーはYKK NO.5アンティーク。予算が許せば最強のSGファスナー(エクセラ)の仕様にも出来ます。
ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付
仕上がり後のバックサイドの様子。トップラインも何事も無く元に戻して終了です。

ブーツは履き込んでドンドンオーナー様のものになっていく典型的な「男の持ち物」です。いや、女性にはやや分かりにくい世界観かもしれませんが、旦那様が10万円以上のブーツを買っても、生暖かい目で見てやってくださいね(笑)では本日は以上!ホワイツ スモークジャンパーのファスナー取付でした!

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