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レッドウィングやチペワブーツのソール交換とファスナー取付

Red Wingとchippewa ブーツ エンジニアなどのファスナー取付&ソール交換

こんにちは!緋色舘の西野です。
神戸でも緊急事態宣言解除後はコロナ禍の影響も多少は和らいできたような気もします。
もうすぐ桜の季節ですし、人がまばらだった街も徐々に活気が出てくるといいですね。
さて、本日はレッドウィングなどのファスナー取付とソール交換のご紹介!

ブーツのファスナー取付

ブーツのハトメやバックルなどはよく見るとそれぞれ違った色や形のものが付いています。メタルファスナーを取り付ける場合、ファスナーエレメントをその質感や色に合わせてやると全体としての統一感が出ます。

シルバー系および黒系のパーツが付属しているものには「ブラックニッケル」も良く合います。

やっぱり少し履きにくい エンジニア!

革が硬い、厚い、スティールトゥ・キャップが入っていて重い!などなど
エンジニアブーツは確かに着脱が難しいものもありますね。
上に挙げた3点もソールが屈強に作られていますから、足の屈曲に沿う運動がなめらかに起こせず、
最初は履くのに苦労することかと思います。ファスナーを装着すると筒は開くので、上手くカカトを落とし込めれば着脱は格段に楽になります。

気を付けて頂きたいのはシューレースで固定するブーツと違ってエンジニアのような筒型ブーツの場合、ファスナーのセットと革風防が筒の中に格納されるので、理論的には筒は1.8mm程度幅がタイトになります。ふくらはぎがパツパツの場合は事前にご相談ください。

Red Wingとchippewa ブーツ エンジニアなどのファスナー取付&ソール交換
筒内側の拡大;ファスナーパーツと革風防(ファスナーが直接足に当たらないようにするガード

アイリッシュセッターとポストマン

アイリッシュセッターのソール交換代表格vibram#4014
#2021はボリューム感を出したい方にお勧めいたします。

Red Wingとchippewa ブーツ エンジニアなどのファスナー取付&ソール交換

Red Wing
Postman

ソール交換vibram#1002

レッドウィングで採用されている純正ソールで修理致しました。
この靴は#4014なども使えますが、あまりスポーティになるとスーツにも合わせられるなど、せっかくの汎用性がなくなってしまいますね。

サイドゴアブーツとベックマン

ファスナー取付に引くカット線(ファスナーの長さや角度)は足幅や足入れの良さを考慮して決めていきます。そこには機能に対する必然性があり、デザインを極力壊さない配慮が求められると思います。

ファスナー取付の中で最も緋色舘で人気があるのがこのベックマンタイプ。
比翼仕立てにするとファスナーが目立たずシャープです。
ソールギリギリまでカット線を伸ばせるのでこの点もオススメ致します。

Red Wingとchippewa ブーツ エンジニアなどのファスナー取付&ソール交換

こちらも限定版のベックマン
ヒールも革積み上げ、オールレザーでソール交換致しました。

アイアンレンジ

さて、ファスナー取付のラストはアイアンレンジ
このタイプは上の画像のようにややテーパードさせた曲線でカット線を入れます。
シューレースホールの上三つはフックになっていますので、シューレースを最上部まで結んでファスナーのみで着脱するのは無理でしょう。
構造上ソールギリギリまでカット線を入れることは不可能なので、ベックマンほどは足入れを改善することはかなわず、あくまでも着脱の「補助」としての位置づけになります。

オーダーの参考になれば幸いです。

では本日は以上。Red Wingとchippewa ブーツ エンジニアなどのファスナー取付&ソール交換でした!

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