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10.182017
Bagの持ち手(ハンドル)交換と『底の角』擦り切れ補修

こんにちは!
緋色舘の西野です。
秋の長雨が続いていますね・・・
宅配修理の荷物を返送する時もちょっと気を使ってしまいます。^^;;
尤も、宅急便のドライバーさんたちはもっと大変でしょう。
さてさて、本日はBadのハンドルやストラップの交換と底部分の革補修。
ありていに言えば上と下ですが、この部分が傷むと、基本的にはかばんが使えません。
大事な部分ですので修理も多いですね。
まずはセリーヌのトート、ストラップの千切れ。
after
付け根をバックルで固定するタイプなのでバックル穴から裂断するケースです。
革が古くなって柔軟性が落ちるとこのようなことになりやすいですね。
ストラップ以外はまったくの元気でしたので、悪い部分を全て交換でスッキリです。
こちらもトートBagのストラップ作り直し。
手で持ったり、肩にかける部分はクッション・パッドが入っています。
ある程度の容量のあるBagで、ストラップも長いときたらこういう仕様でないと
持ち心地が悪くなります。
before
after
夏のカゴ型Bagです。
ハンドルも籐で出来ていますが、持ち手部分には合成皮革が巻いてありました。
これが擦り切れたので革で交換です。
プラダのトート
薄くて細いタイプのハンドルは伸びたり、傷んだりしやすいです。
本来パテントレザー(エナメル系)の素材ですが、上質なカーフレザーで修理しました。
あまり違和感はないと思います。
before
after
丸く作ってあるハンドルの交換。元は汗などを吸い込んで革が炭化しつつありました。
こういうのはミシンで縫えないので型紙を起こして手で縫います。
after
同じBagの底角の補強。
パイピングレザーが擦り切れて敗れておりましたので、上から持ち手製作の時に余った革で補強を入れてあります。
全てグッチのビジネス用Bag
ハンドル交換と底角の革補修です。
オリジナルはハンドルの芯に塩化ビニールの硬質なものを使っていましたが、中でボキッと折れていたので、
今回はちょっと芯を細くして厚めの強いヌメ革(トスカーナのテンペスト社の革)で作りました。
ビジネスでガンガン使うということで底角も多少厚めで丈夫になるような修理で強さup!です。
before
こんな形の革をつくりまして・・・
after
ハンプ製の大きめボストンバッグの底角補強を致しました。
強いハンプですが、やはり底角は傷みますね。
このBagの場合は取り外し不可の底板が入っており、底板ごとグリッと縫い付けてあります。
画像には写っていませんが、ハンドルなどの上部は同じような色の革で作ってあるものでしたから
違和感なくデザインに溶け込ませる形で出来たと思います。
それでは本日は以上!
このような製作系の修理は預かり期間が掛かるものが多いですので、納期はご相談ください。
お待ちしています。ノ
ハンドルと底角の修理でした!
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